小澤征爾氏のインタビュー
わたしは、歌うことが好きです。
合唱を始めて11年になります。もちろん、続けたり休んだりしながらですが。
図書館で、ふと目についた本を読みました。
恥ずかしながら、小澤征爾氏が指揮した演奏を、私はあまり聴いたことがありません。
しかし、音楽について、また指揮者について、きちんと明文化された小澤氏の言葉は、ものすごくすんなりと私の心にしみました。
”あなたが小説を読むとき、作家が何を言いたいのか、まず字が分からないと読めない。言葉の意味が分からないと読めない。さらに、あなたの経験や知識がないと、その言葉の裏に何があるのか読めない。音楽の場合は、作曲家が何を言おうとしているかだけど。”(本文より)
これはもう本当にその通りだと感じました。幾度となく言われていることだけれど、大切なことですよね。
音楽だけでなく、全てのことに当てはまる。
表記を読み(聞き)、その意味を把握して、発信者の意図を酌む段階まで到達してはじめて「理解した」と言える。
クラシックもちゃんと聴いてみようかな!